2018年1月11日木曜日

歯周病の原因は、口の中に住み着いている細菌です

歯そのものに起きる病気の代表が虫歯であるのに対して、歯周病は歯を支えている歯肉や歯槽という部分に起きます。歯を支えているこれらの組織に炎症が起き、それが長期間続きます。

歯周組織が少しずつ傷められ、歯を支える力は徐々に衰えていきます。やがて歯がぐらついてきます。こうなるまで、多くの場合、あまり自覚症状はありません。口臭が気になったり、風邪をひいたときに歯茎が腫れることはありますが、それを歯周病と結び付けて治療を受ける人は、あまりいらっしゃらないようです。恐らく、歯周病には、虫歯が進行したときに感じるような激しい痛みが少ないからなのでしょう。
しかし、歯がぐらつき始めてからの歯周病治療は大掛かりになりますし、他の歯への負担を考えて、抜歯するしかないこともあります。歯の本当の大切さを、失ってからしみじみ実感するようなことにならないよう、歯周病をしっかり治療していきましょう。

歯周病の原因は、口の中に住み着いている細菌です。歯をしっかり磨いていないと、歯と歯茎の間の間に食べ物の残り食べかすがたまり、口の中の細菌の良い居住環境を提供してしまうのです。そして歯肉が侵されて歯周ポケットができると、ポケットの奥は歯ブラシが届かず磨くことができませんので、ますます細菌を勢いづけてしまうことになります。
歯周病やむし歯の原因は歯垢です。この歯垢は正しく丁寧なブラッシングを行うことで歯周病を予防することが出来るだけではなく、程度の軽い歯周病であれば治してしまうことも可能です。

しかし、たまってしまった歯垢を放っておくとやがて歯石になってしまい、これを歯ブラシで取り除くことができません。そうなってしまわないように、正しいブラッシング方法を身につけると共に、6ヶ月~1年に1度の定期検診をおすすめしております。定期的に、歯科医院によるクリーニングを行うことにより、見た目の美しさを保つだけではなく、歯周病や虫歯予防の一番の近道になります。

0 件のコメント:

コメントを投稿