2018年1月18日木曜日

「治療」以上に重要な「予防」~予防歯科~

お口をいつまでも健康に保つためには、虫歯や歯周病にならない状態を維持することが大切です。虫歯も歯周病は初期段階では自覚症状がないため、違和感や痛みに気づいたときにはある程度進行してしまっている(歯やお口がダメージを受けてしまっている)ことがほとんど。そうした事態を防ぐには、「予防」がもっとも効果的です。

歯周病は、お口の中の歯周病菌によって歯ぐきが炎症を起こし、悪化すると顎の骨が溶けて歯が抜けて落ちてしまうこともある恐ろしい病気です。歯ぐきに出血があっても虫歯のような痛みがあるわけではないので、「症状に気づいたときには重度の歯周病になっていた」というケースも珍しくありません。歯周病は現在、日本人が歯を失う原因の第1位となっています。成人のうち80%は歯周病にかかっているかその可能性が高い予備軍であると言われているので、決して他人事ではないのです。
歯周病治療では、進行段階に応じた治療法を選択することが重要です。そのため、まずは進行段階を調べる検査を行います。
ポケット検査
歯周病の進行とともに、歯と歯ぐきの間にあるすき間「歯周ポケット」が深くなっていきます。歯周ポケットの深さを測り、進行度合いを調べます。

歯の揺度検査
歯周病の進行とともに、歯のグラつきは大きくなっていきます。ピンセットで歯をつまんで動かす検査を行い、進行度合いを調べます。
レントゲン検査
歯周病の進行とともに、歯を支える顎の骨はどんどん溶かされていきます。レントゲンによって顎の骨の状態を確認し、進行度合いを調べます。

定期検診の重要性
虫歯や歯周病を予防するには、ご自宅での正しい歯みがき習慣がとても重要です。そして、さらに高い効果を得るためには、自宅でのケアと併せて歯科医院でのプロによる定期検診を受けることが大切です。早期発見・早期治療で、治療の痛みや費用などのご負担を軽減するためにも、定期検診に通う習慣を身に付けましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿