2018年1月12日金曜日

歯周病とは、歯を支えている骨や歯肉の病気です

歯茎に近い部分に付着した歯垢(プラーク)の中にある細菌が原因で、歯茎の炎症が起こります。炎症が起こると歯茎が腫れ、歯と歯茎の間に歯周ポケットという隙間ができ、それが深くなるにつれて、歯根膜や歯槽骨が破壊され歯を固定する力が弱まります。やがて歯の土台になっている骨が縮んで、歯がグラグラしはじめ、最後には歯を失ってしまうという恐ろしい病気です。歯周病は自覚症状がないことも多いのですが、30歳以上の成人の約80%の方が歯周病になっていると言われています。

歯周病の種類
歯周病は、歯肉の炎症による出血、腫れを特徴とする歯肉炎(しにくえん)と、歯を支えている歯槽骨(しそうこつ)が破壊される歯周炎(ししゅうえん)に分けられます。
世間一般で言われている歯槽膿漏(しそうのうろう)は、成人性歯周炎をいいますが、歯周病には、その症状、病態によっていろいろな種類があります。
歯肉炎
歯肉のみに炎症が起きているもので、歯周病の一歩手前の歯科疾患です。原因は歯垢。
歯垢の中には細菌がたくさんいて、その細菌が有害物質を出し歯肉炎が発症します。

歯周炎
歯槽膿漏(しそうのうろう)ともいう。
歯肉炎の進行により発生する、歯を支持する組織(歯根膜や骨など)の炎症や感染を伴う歯科疾患です。マイクロスコープ 歯科


歯周病を予防する方法は?
歯周病を予防する為には、プラークコントロール、つまりプラーク(歯垢)を確実にきちんと取り除く事が最も大切です。
まだ歯周病が進行していない方はケアーを受けていくことで、生涯歯周病から歯を守れます。
そしてすでに歯周病が進行してしまっている方もあきらめずにケアーを受けていくことでその進行を止めたり遅らせたりすることができます。
また、家庭においても日々の正しいブラッシングが重要になってきます。
「歯を磨いている」と「磨けている」とは全く別の事になります。
正しいブラッシング方法を行わないと、毎日磨いていても歯垢はたまっていきます。
しっかりとしたブラッシング方法の指導を受け正しいブラッシングを実践しましょう。
歯周病に年齢は関係ありません、若くてもリスクの高い方もいらっしゃれば、
お年の方でほとんど歯周病が進行していない方もおられます。
まずは現状を知るために医院で検査を受けることをお勧めいたします。

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