2018年1月19日金曜日

プラーク(歯垢)にすみつく歯周病菌が原因の感染症

お口の病気といえば「虫歯」をまず思い浮かべる方が多いと思われますが、実は成人したら気をつけていただきたいのが歯周病です。歯周病は、かつて「歯槽膿漏(しそうのうろう)」と呼ばれ、高齢者がなる病気だというイメージが強くありました。しかし実際のところ、歯周病は感染症であるため免疫力が低下する30代以上になると発症する可能性が大きくなるといわれています。
歯周病はこんな病気
プラーク(歯垢)にすみつく歯周病菌が原因の感染症
歯ぐきなどの歯周組織に炎症を起こす
自覚症状がないままどんどん進行する
最終的に顎の骨が溶かされ、歯が抜け落ちることもある
日本人の30代のうち約90%以上が感染しているとされている
日本人が歯を失う原因で、虫歯を抑えて第一位

スケーリング&ルートプレーニング
歯垢(プラーク)は時間が経てば歯磨きでは取り除くことができない歯石になり、歯石は歯周病菌の格好の棲家となるため早めに取り除かなければドンドン歯周病が進行してしまうのです。また歯周病になってしまえば歯周ポケットが深くなり、歯周ポケットに溜まった歯垢(プラーク)、歯石は歯磨きでは取り除く事が難しくなるため、これまた歯周病の症状が進行していってしまうのです。
そこでこれらの歯石・歯垢(プラーク)を歯医者で除去してもらい、再び付着しづらくしてもらう治療法が「スケーリング&ルートプレーニング」で、歯磨きでは取り除けない歯石はもちろん、取り除けていない歯垢(プラーク)を歯医者で除去することによって炎症が収まっていき、歯周ポケットの深さも浅くなりますので歯周病の進行を抑え、症状の改善が期待できるのです。

生活習慣、食生活の改善
歯周病は感染症です。病気、睡眠不足、ストレスを感じているときなど抵抗力が落ちているときは「細菌=歯周病菌」に感染しやすくなりますので、十分な睡眠、適度な運動、ストレス解消は歯周病を治療していくうえでも欠かせないのです。また歯周病と関係の深い「糖尿病」にならないような食事、よく噛んで食べるなど食生活を見直す事も必要なのです。

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