2018年1月4日木曜日

歯周病にならないために私たちができること

歯肉炎
症状
まず最初の段階では、歯周ポケットの内部に歯垢(プラーク)や歯石が付着することで歯肉に炎症が発生します。 この状態を「歯肉炎」と表現します。 腫れた歯肉は、歯磨きの際に出血を起こすことがあります。
治療法
この時点では「スケーリング」と呼ばれる、歯科医院で行う歯石除去等によって簡単に治療することができます。

軽度の歯周病
症状
ここから病気が進行すると、軽度の歯周病となります。 細菌感染が進み、歯肉の炎症はほぼ歯肉炎と同レベルなのですが、ブラッシングによる出血の頻度が高まります。
この時点で「結合組織付着」が喪失し、元には戻らない状態です。
治療法
スケーリングによる歯石の除去、およびブラッシングの指導を行いますので、まだ治療は軽度なもので済みます。
中度の歯周病
症状
さらに歯周病が進行して中程度の歯周病になると、歯茎の炎症と出血が悪化し、口臭が気になり始めます。
ここまで進行すると歯を支えている骨が溶かされ始めるので、歯がぐらつき始めます。
治療法
歯周ポケットの内部の歯垢や歯石を「キュレット」と呼ばれる治療器具を用いて除去する治療が必要になります。
重度の歯周病
症状
この状態さえ放置してしまうと、歯周病は重度のレベルに達します。 歯茎は大きく下がり、歯を支えている骨はほとんど溶かされているので歯のぐらつきはひどくなり、最終的には抜け落ちます。
また、歯茎からは出血以外にも「膿」が出るようになります。
治療法
重度の歯周病の治療法としては、歯茎を切開して歯垢と歯石の除去を行う「フラップ手術」が必要になります。

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