2018年3月16日金曜日

現在、日本人の約80%が歯周病に感染していると言われています。

特に成人の約8割が歯周病にかかっている、もしくは予備軍とも呼ばれており、軽視できない病気と言えるでしょう。「最近歯がグラつく」と感じている方は、すでに症状が悪化している可能性もあります。

歯周病のリスクについて
歯周病とは、歯周病菌が招く炎症によって、歯周組織(歯ぐきや歯を支える顎の骨)にさまざまな症状をもたらす病気です。症状はまず、歯ぐきの腫れや出血といった形であらわれます。その後、口臭やグラつきに発展し、最悪の場合には歯が抜け落ちてしまうことも。大きなリスクのある病気ですので、痛みがないからといって放置しておくのはとても危険です。

歯周病の早期発見は歯肉の微妙な変化から
現在、日本人の約80%が歯周病に感染していると言われています。もはや国民病と言っても過言ではありません。多くの方は歯周病が気になり、お口の中のお手入れをきちんと行っています。しかし、ごく少数ですが、お手入れを怠り、歯周病に対して関心をお持ちでない方もいらっしゃいます。歯周病治療の第一歩は、お口の中の状態を理解することから始まります。当院では、患者さまにお口の中の汚れや歯垢をお見せしながら、歯周病の
症状や治療についてご説明いたします。
ところで、歯周病は、糖尿病などの全身疾患とも密接な関係があり、歯周病治療だけでは根本的な解決が望めないこともあります。こうした病気を抱えていらっしゃる方には、生活習慣などもお伺いしながら、適切なアドバイスを行わせていただきます。お口の中のちょっとした変化や抱えている病気、生活習慣に至るまで、様々な角度から歯周病の早期発見・治療に努めております。歯周病は、自覚症状がありませんが、わずかな変化を敏感に察知することで早期発見につながります。歯磨きとあわせて、歯肉のチェックも忘れずに行いましょう。
歯肉炎
歯ぐきが炎症すると、赤く腫れて出血も多くなります。この状態の場合、まだ歯を支える骨までには達していません。
軽度歯周炎
歯ぐきの炎症が進行すると、歯と歯ぐきの間に歯周ポケットという隙間ができます。この状態になると、歯を支える骨にも影響が出てきます。
中度歯周炎
歯ぐきの炎症によって、歯を支えている骨が徐々に破壊されてしまいます。この状態になると、次第に歯がグラグラしてきます。
重度歯周炎
炎症が進み、歯を支えている骨がほぼなくなってしまいます。食べ物を噛むことも困難になり、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。

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