2018年3月1日木曜日

お口のトラブルは未然に防ぎましょう予防歯科はなぜ大切なの?

治療を受けることで、見た目や噛む機能を回復することはできます。しかし、そのまま放置すればいずれ再発する可能性が高まりますし、治療をしたとしても歯にはダメージが残ってしまいます。再発と再治療を繰り返せば、確実に歯の寿命を縮めることにつながります。見た目、食事、会話など、生活のさまざまな面に影響を与える大切な歯。生涯にわたって健康で快適に暮らすために、予防歯科でしっかりと自身の歯を守りましょう。

予防歯科のメリット
虫歯・歯周病の予防
虫歯・歯周病になりにくい口腔内環境を保ち、もし病気にかかっても早期発見・早期治療が可能になります。
痛みの軽減
ひどい痛みが出る前に治療でき、初期段階なら治療時の痛みも少なく済みます。

治療のための負担軽減
治療にかかる時間や費用は、治療がおおがかりになるほど増えてしまいます。予防に取り組むことで、そういった負担を軽減できます。

残念ながら、現在の日本は「歯科後進国」と言わざるを得ません。予防歯科が浸透している歯科先進国のスウェーデンでは、定期検診の受診率が80%以上。一方の日本は、10%未満です。その結果、スウェーデンでは80歳時点の歯の平均残存数が約20本なのに対し、日本はわずか8本という明確な差が出ています。
「削る診療」から「削らない診療」へ
様々な研究の成果から、虫歯も歯周病も実は”細菌の感染症”だということがわかってきました。この細菌感染は、正しい知識を身につけ、正しいメインテナンスを行っていけば、未然に防げることがわかっています。それに伴い、歯科治療も従来の治療から、大きく変化をしてきました。
そう、「削る診療」から「削らない診療」へ。
「生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には、虫歯菌がいない」ってご存知ですか? 虫歯菌は、赤ちゃんの周りにいる大人から感染してしまうことが多いのです。これからは、治療するために歯医者さんへ行くのではなく、”予防をするために歯医者さんに通う”ことが健康な歯を長く保つ秘訣です。

そして、痛い思いをしないですみ、一生自分の歯で食事をすることができます。しかも、従来の”入れ歯になるまで治療を繰り返す方法”に比べ、一生涯にかかる”時間は短く”、”治療費はグンと安く”抑えることも出来ます。

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