2018年3月20日火曜日

歯についた歯石を、「スケーラー」と呼ばれる専用機器・器具を用いて除去することを『スケーリング(歯石除去)』と言います

歯周病の治療を進めていく上で最も大切なことはプラーク(歯垢)をしっかりと取ることなのですが、歯石(プラークが石灰化したもの)の表面はザラザラしているためプラークが付きやすく、付いたプラークが落ちにくくなります。

スケーリング(歯石除去)することでプラークが付きにくい状態にし、歯周病などを予防し、口腔内を改善させます。歯石は歯磨きでは除去することが出来ない上、90パーセント以上の人にあります。しかも、歯石は一度除去してもしばらくすると再形成されるため、定期的に歯科医院で除去してもらう必要があります。
エアスケーラー
スケーリングの間隔は、普通の人で36ヶ月に1回位が目安です。(ただし、お口の中の状態によりスケーリングの間隔は変わります)また、スケーリングをすればそれでOKというわけではなく、毎日の家庭でのプラークコントロールも非常に重要です。

PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニング)
PMTCとは「プロフェッショナルティースクリーニング」の略で、歯科衛生士がクリーニング専用機器・器具を用いて虫歯や歯周病の原因であるプラーク(歯垢)や、バイオフィルムを除去したり、プラークが付きにくくするために歯の表面を滑らかに整える処置です。自分で磨けていない所のプラークが除去されるのはもちろん、歯ブラシでは落とせない汚れなどもキレイになるので、予防歯科の観点とは別に見た目の改善としてもおすすめです。日本では予防歯科という考え方の認知度がまだ低く保険適用が認められていませんが、お金で買うことのできないご自身の歯を守る為にも、ぜひ受けていただきたい治療の一つです。
セルフケア
『セルフケア』とは、歯科医院などで指導を受けた、ブラッシング指導などを、日々ご自身で実践するケア方法をいいます。

『プロフェッショナルケア』を受けているから、ご自身でのケアは大丈夫などという事は決してありません。日々の積み重ねが、健康的な歯を長期的に守る一歩になります。『プロフェッショナルケア』と『セルフケア』を併用することで、効果が発揮されます。

歯科医院などでブラッシング指導を受け、自分に合った適切な方法で、日々の歯のお手入れをすることが大切です。そのためにも、自分に合った『予防歯科』のポイントを、歯科医院に指導を受け、正確なセルフケア方法を身に付けましょう。

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