2018年3月2日金曜日

歯ブラシや歯みがき粉のTVCMなどで最近よく耳にする歯周病

日本の成人が歯を失う原因の第一位は、歯周病。日本人の約80%が「かかっている」または「予備軍」であると言われており、誰にでも起こり得る病気です。歯周病とは、プラークに潜む歯周病菌が、歯を支える顎の骨や歯肉を徐々に溶かしていく病気です。初期段階では自覚症状がなく、進行すると歯肉の腫れや出血といった症状が現れ、最終的には歯が抜け落ちてしまうこともあります。「歯肉が腫れている」「歯肉から出血する」「朝口の中がネバつく」といった症状がある方は、歯周病の可能性があります
歯ブラシや歯みがき粉のTVCMなどで最近よく耳にする歯周病。「知らないうちにかかっているかも?」「歯周病は歯を失う原因の第一位」といった情報が流れていますよね。ちょっと怖い話ですが、現に日本では成人の約8割が歯周病にかかっている(予備軍を含む)のです。皆さん、歯周病は歯肉の病気と思っている方も多いと思います。

歯周病は進行程度により大きく2つに分かれます。1つは歯肉炎、2つ目は歯周炎です。歯肉の炎症のみの場合は歯肉炎と呼びますが、歯周炎は歯を支えている骨が溶けていく病気です。(私たちは骨の吸収と呼びます。)歯周炎は骨が溶けていく病気ですので進行すると歯がぐらぐらしてきて抜歯になることもある怖い病気なのです。
これだけ多くの人がかかっているのに気づかない理由は、自覚症状に乏しいから。歯周病は痛みがなく進行していくので、かかっていたとしても本人が認識できないことが多いのです。あなたも気づかないだけで、もしかしたら歯周病にかかっているかもしれません。

プラークコントロール指導
歯周病の原因である歯垢(プラーク)は歯周病菌の塊。歯周病菌を増殖させないための予防や治療法です。正しい磨き方などお教えします。

日常生活の注意点
歯周病は生活習慣を整える事でも予防できます。免疫力が減っていると、細菌の増殖を抑えることができず、細菌が増え歯ぐきが弱り歯周病がどんどん進行していってしまいます。免疫力をつけるには、正しい食生活と、適度な運動、早寝早起きの正しい睡眠です。
また、歯周病と診断された方に一番頑張ってもらいたいことは、禁煙です。
タバコの喫煙も歯周病に関係しています。禁煙で歯周病の進行を抑えましょう

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