2018年3月27日火曜日

予防歯科とは、「病気を治す」ためではなく、「病気にならないようにする」ために行われる治療です

「歯科医院は歯が痛くなってから行くところ」とお考えになっている方も多いと思いますが、歯科医院の活用方法はそれだけではありません。「歯を病気から守るための場所」でもあるのです。患者様の歯の状態によっても異なりますが。当クリニックでは3ヶ月から半年に1回程度、定期的にお越しになりメンテナンスを受けられることを推奨しています。
患者様の歯を病気から守るために
PMTC
PMTCProfessional Mechanical Tooth Cleaning)とは、ブラッシングなどのご自宅でのケアだけでは落としきれない歯垢(プラーク)、歯石などの汚れを、歯科医師や歯科衛生士が専用の器具を使ってきれいに除去するクリーニングです。PMTCを受けることで効果的に病気予防がはかれるだけでなく、タバコのヤニなどの着色汚れを落として、歯を白くきれいにすることも可能ですので、歯の色のことでお悩みの方にもおすすめです。

フッ素塗布
フッ素を歯の表面に塗布することで、歯をむし歯になりにくくします。フッ素塗布には、歯の再石灰化の作用や、むし歯の原因菌が作る酸により、歯が溶けるのを抑制する効果などがあります。年に24回程度定期的に塗布することで、さらに予防効果を高めることができます。
ブラッシング指導
患者様の歯の状態や、ご自宅でのブラッシング方法を確認させて頂いた上で、適切な磨き方やブラシの選び方などをアドバイスさせて頂きます。むし歯や歯周病などの病気から歯を守るためには、当クリニックでのクリーニングだけでなく、ご自宅で適切なケアを行うことが重要となります。是非、当クリニックで正しいブラッシング方法を身につけて頂き、病気予防に努めて頂ければと思います。

プラークコントロール
プラークコントロールとは、歯垢(プラーク)の増殖を抑えることをいい、歯槽膿漏や虫歯予防の基本となります。食事をすると、歯の表面に歯垢(プラーク)が付着しますので、毎食後に歯磨きをすることが最も重要です。また、寝ている間は唾液の分泌が減少するため、細菌が繁殖しやすい状態にあります。そのため、寝る前や起床時の歯磨きは念入りにする必要があります。歯槽膿漏が進行している場合、歯周ポケットが深くなっており、歯ブラシだけでは歯周ポケット内の歯垢を的確に除去することができません。このため、歯科医院で専用の器具を使ったプラークコントロールも必要になってきます。

0 件のコメント:

コメントを投稿