2018年3月12日月曜日

歯周病の原因は、虫歯の原因と同じくプラーク(歯垢)です

歯と歯ぐきのすき間に繁殖する細菌に感染し、歯を支えている歯肉(歯茎)に炎症を引き起こしたり、歯を支える骨(歯槽骨)を溶かして歯をグラグラにする恐い病気です。虫歯と違って痛みはありませんが、進行すると歯茎が腫れる、口臭がひどくなる、歯がぐらつく、などの症状が現われ、やがて歯が抜け落ちてしまいます。

歯周病の原因は、虫歯の原因と同じくプラーク(歯垢)です。歯茎の周りにプラークがたまり、プラークが細菌に感染することによって歯肉が炎症を起こして腫れ、歯肉炎を起こします。プラークは歯肉炎だけでなく心臓病や動脈硬化との関わりも推測されています。 歯周病が進行すると歯茎の腫れがひどくなり、歯と歯茎の間に歯周ポケットと呼ばれる隙間ができます。
家庭用超音波スケーラー
また、炎症が歯槽骨や歯根膜まで及び、歯茎から膿が出たり、歯茎がやせて下がってきたり、歯がぐらついてきたりします。歯周病がさらに悪化すると、歯槽骨が溶けて歯のぐらつきがひどくなり、食べ物が噛むことができなくなって、最後には歯が抜け落ちてしまいます。

歯肉炎
歯周病の初期症状である歯肉炎です。歯ぐきが腫れただけの状態です。炎症は歯肉にとどまり、骨やその周囲組織(歯根膜・セメント質)にはまだ問題が起きていない状態です。

軽度の歯周病
歯周病の初期症状である歯肉炎です。歯ぐきが腫れただけの状態です。炎症は歯肉にとどまり、骨やその周囲組織(歯根膜・セメント質)にはまだ問題が起きていない状態です。

中度の歯周病
歯肉の腫れ・出血など歯ぐきの炎症がさらに悪化し、顎の骨が半分近くまで溶けています。歯と歯肉の境目にはプラークや歯石が目立ちます。歯を支えている骨が減っているため、指や舌で歯を押すとグラグラします。
重度の歯周病
歯を支える骨は3分の2程度失われて、歯はぐらぐらして硬いものを噛むことができなくなります。顎の骨の大部分が溶けて歯が支えきれなくなると、歯が抜け落ちてしまいます。

メンテナンス
歯周病は、歯医者さんでの治療が終わってからが大事です。せっかく取り戻した健康を維持しましょう。毎日の正しい歯みがきとと規則正しい生活、定期検診が必要です。こうして見ると、症状が軽いうちは時間もお金もかけずに治すことができますが、症状が重くなると時間もお金もだいぶかかってしまいます。時間もお金も大切ですが、他ならないあなた自身の大切な体のことですから、自分でできるお手入れは毎日自分でやって、数ヶ月に一度の定期検診でチェックしましょう!

0 件のコメント:

コメントを投稿