2019年8月20日火曜日

歯周病になると、歯と歯肉の間の歯周ポケットが深くなり、そこに雑菌がたまることで、口臭の原因となってしまいます

歯周病とは、文字通り、「歯の周りの病気」です。
歯垢(プラーク)に含まれている細菌が、歯を支えている歯肉や歯槽骨を溶かしていく怖い病気で、歯を失う原因としては、虫歯よりも歯周病が原因として多くなっています。
歯槽膿漏(しそうのうろう)というのは歯周病の症状の一種で、歯周組織から膿(うみ)がでる症状ですが、歯周病と同じ意味で使う場合もあります。歯肉炎と歯周炎を合わせると、なんと、日本人成人の約80%が歯周病にかかっていると言われています。歯周病の治療には時間がかかるため、何よりも歯周病にならないように予防することが大切です。

歯周病は、食事の後に歯磨きを行わなかったり、食べかすが残っていたりすると、口の中の細菌がこれらをエサにして増殖し、プラークという歯垢を作ります。このプラークが、歯肉や歯槽骨を溶かしていく原因となります。正しく毎日の歯磨きをすることが、歯周病の最善の予防法です。
口臭の原因
口臭は大小の差はあれ、誰にでも存在します。
実際には口臭がないのに、本人が気にしすぎてしまう「自臭症」の場合もありますが、中には、 口腔内に原因のある「病的口臭」の場合もあります。
病的口臭の場合、その原因のほとんどが歯周病です。
歯周病になると、歯と歯肉の間の歯周ポケットが深くなり、そこに雑菌がたまることで、口臭の原因となってしまいます。
また、虫歯が原因で膿が出ている場合などにも口臭を発することがあります。
歯周病や虫歯を原因とする口臭の場合、とにかく口臭を引き起こしている病気(歯周病・虫歯)を治療することが先決です。
歯周病の治療では、歯石をとるなどのクリーニングを行います。
また、正しい歯磨き方法を身につけることも重要です。

口臭は疲労やストレス、唾液の減少などが原因で起きることもありますので、毎日の規則正しい生活と、こまめにうがいや歯磨きをすることが口臭予防には大切です。
また、毎日の歯磨きだけでは取れない歯周ポケットや歯の表面のプラークを定期的にお掃除する習慣を身につけましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿