2019年8月28日水曜日

虫歯が大きな穴になって象牙質のすべてに及び、歯髄(神経)まで達した虫歯です

虫歯は原因菌による感染症です。虫歯菌が糖分を分解しプラーク(歯垢)を形成し歯に付着して、そこでも糖分を分解し「酸」を出し、その「酸」が歯を溶かしていきます。虫歯菌による汚染が進み黒ずんでしまうとどんどん進行していきます。治療によって汚染部分を削り取らなければ進行を止めたり、改善させたりすることはできません。

虫歯治療へのこだわり
虫歯治療では汚染された歯質を取り除きます。その際に気をつけているのが削り過ぎないことです。なぜなら一度でも歯を削ってしまうと元には戻らないからです。健康な歯質はできるだけ残すのが当院の虫歯治療のこだわりの1つです。

切除すべき部分と健康な歯質の境目を見きわめるために拡大鏡やマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用しています。肉眼では0.2mmくらいまでしか判断できませんが、器具を使って530倍に拡大視すれば精密な治療が可能になります。また、当院ではできるだけ痛みを抑えた治療も心がけています。「痛いことをされるかもしれない……」と考えただけで、歯科医院への通院の足が遠のいてしまっては、虫歯はどんどん進行し歯の健康も刻一刻、損なわれていきます。
 歯科材料        
C0(要観察歯)
初期虫歯とも呼ばれます。歯の表面が白くにごってくすんで見える状態です。
まだ元の健康な歯に戻る可能性がありますが、放っておくと虫歯に進行してしまいます。
歯に穴は開いておらず、痛みなどの症状はありません。

C1歯の表面をおおっているエナメル質が脱灰(歯が溶ける)している状態です。痛みはあまり感じませんが、歯の表面が白くにごっていたり、穴の開いた部分が茶色又は黒色に変色します。

C2
象牙質の層にまで進んで穴があいている中等度の虫歯です。
冷たいものを食べたり飲んだりすると歯がしみます。
この段階まで進行した虫歯は一気に進行が広がるので注意が必要です。

C3
虫歯が大きな穴になって象牙質のすべてに及び、歯髄(神経)まで達した虫歯です。
炎症を起こしたりすると、とてもはげしい痛みをともないます。状態によっては治療期間も長引きます。
C4
歯がくずれて根っこだけが残ってしまった状態です。このままにしておくと歯髄が腐敗してしまい、炎症がまわりに広がっていきます。

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