2019年8月30日金曜日

近年は、治療に利用する装置や器具も進化し、より無痛に近い治療が可能になっています。

無痛の歯科治療とは、文字通り、患者様ができるかぎり痛みを感じないように治療することです。例えば、麻酔による無痛治療では、歯茎にジェル状の表面麻酔剤を塗ってから極細の注射針で局所麻酔を行うため、刺す時の痛みもほとんど感じさせません。注射が苦手な方や持病などで注射による麻酔ができない方には、笑気吸入鎮静法を使って無痛の歯科治療を行う場合もあります。鎮痛効果のある笑気ガス(医療用ガス)を鼻から吸い込むことで、気分がリラックスして痛みへの恐怖心が緩和され、無痛での歯科治療が可能になります。近年は、治療に利用する装置や器具も進化し、より無痛に近い治療が可能になっています。
COは虫歯の初期段階で、エナメル質が少し溶け、白く濁り、溝が茶色くなったりします。
[当院の治療法]
適切なブラッシングやフッ素塗布で治ることがあります。当院でもPMTCに努め、進行を防止しています。
C1
エナメル質が溶け、茶色または黒くなり、小さな穴が空きますが、 まだ痛みはありません。再石灰化は難しいですが、この状態の治療としては、歯を削る範囲が少なく済みます。
[当院の治療法]
虫歯に冒された部分を削り、レジン(歯科用プラスチック)を詰めて治療します。
C2
象牙質まで虫歯が達している状態で、象牙質は柔らかいため、急激に虫歯が進行します。 ここまでくると、冷たいものや甘いものがしみるたりします。
[当院の治療法]
虫歯に冒された部分を削り、一般的にはインレー(金属の詰め物)で補いますが、当院では極力金属を使わず、レジンを詰めて治療しています。
C3
歯の神経(歯髄)まで虫歯が達している状態で、 神経に炎症が起きるため、ズキズキとひどく痛みを感じます。
[当院の治療法]
神経を除去し、神経が入っていた管(根管)の内部を消毒して薬剤を詰める根管治療を行ない、クラウン(被せ物)を被せます。

C4歯の上部が全部溶けてしまい、ほとんど根だけが残った状態で、さらに炎症が進行すると神経が死んでしまい、痛みがなくなります。 この段階までくると、抜歯しか方法がないことが多くなりますが、ケースによっては歯周外科で残せる歯もあります。
[当院の治療法]
多くの場合、抜歯が必要です。抜歯後、入れ歯やインプラントなどで失った歯の機能の回復を図ります。
根管治療とは
根管治療は、歯根の中を通る根管の中から、虫歯に冒された神経や血管をきれいに取り除き、根管内を洗浄・殺菌して薬剤を入れ、最後に被せ物をする治療です。
この根管治療は、肉眼では見えない部分の治療のため高度な技術が必要ですが、これを確実に行うことによってご自分の歯を残し、長く使うことが可能になります。

0 件のコメント:

コメントを投稿