2019年8月27日火曜日

生え方によって歯磨きができない箇所がでてきて、虫歯・歯周病になりやすい

親知らず(親不知)とは、前歯から数えて8番目の歯、一番奥の大臼歯のことです。
多くの方は20代頃に生えてきますが、そもそも親知らずが先天的に存在しない場合、
生えて来ない場合もあります。きれいに生えることが少なく、歯磨きがうまくできず虫歯になったり、歯肉が腫れてしまったりすることが多いのです。自分では生えていないと思っても、歯肉の中に埋まっているケースもあります。気になる方は、早めに歯科医院へ相談することをお勧めします。
「親知らずは抜いた方がいい」と聞いたことがある方が多いと思いますが、それは、親知らずによって、痛みが出たり、他の歯に様々な悪影響が生まれるからです。特にまっすぐに生えず、腫れたり痛くなってしまった親知らずは、抜歯するのが最も確実な治療法です。
なぜなら、一度抜けば、その後一生トラブルに悩まされる心配はなくなるからです。
逆に、抜かない限りずっと悩まされることになります。ただ、親知らずだからといって、
必ず抜かなければいけない訳ではありません。抜歯には必ずリスクが伴います。ケースは少ないですが、神経麻痺を起こすこともあるのです。「これは、早く抜きましょう」と安易に歯科医師に言われるケースもありますが、必ずしもそうでないケースもあります。抜歯の対処は、的確な診断と処置を行なうことがとても大切です。
親知らずを抜いた方がいい理由
1.生え方によって歯磨きができない箇所がでてきて、虫歯・歯周病になりやすい
2.虫歯、歯周病にになった場合、健康な手前の歯にも悪影響が及ぶ場合がある
3.治療をしても、歯磨きができないので再発しやすい
4.痛みなど、不具合が生じている場合には、抜かない限り解決しない
5.歯並びを悪くする恐れがある

親知らずを抜かなくても良い場合
1.きれいに生えてきて、歯磨きにも問題が無い場合
2.一部だけ生えてきて、他の歯に悪影響を及ぼしていない場合
3.完全に骨の中に埋まっていて、今後も問題が起こる可能性が低い場合
4.矯正や移植に利用できる場合
5.ブリッジの支台歯として利用できる場合
6.腫れや違和感が少しの場合
7.十分に歯磨きができている場合
8.隣の歯を補うために、親知らずを活用できる場合(この後に説明があります)

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