2019年8月5日月曜日

知覚過敏はこのような原因によって、歯の神経や歯根が露出し、刺激が加わることで歯がしみると感じるのです

冷たいものを食べて歯がしみる、誰でも1度や2度は経験したことがあるはずです。あの何とも言えない不快な症状は、アイスクリームや飲み物など冷たいものを口にするのが嫌になってしまうほどですね。歯がしみる原因は大きく分けると2つ、虫歯と知覚過敏があります。虫歯で歯がしみることと、知覚過敏で歯がしみること、どのような違いがあるのでしょうか?詳しく解説します。
なぜ虫歯で歯がしみるのか

多くの人は、虫歯になると歯が痛むと思いがちですが、虫歯で歯がしみるように感じることもあります。虫歯の進行によって歯のエナメル質や象牙質が溶け、神経に近いところまで穴が開くと、歯がしみるように感じるのです。虫歯は歯のエナメル質や象牙質を経て神経に達しますが、虫歯の進行がエナメル質でとどまっている場合はしみるケースは多くありません。しかし象牙質まで達するとしみることが多くなります。エナメル質の段階で虫歯を治療しておけば、歯がしみることを防ぐことができる可能性が高くなります。
虫歯で歯がしみる場合の症状
虫歯で歯がしみる場合の症状をご説明します。冷たいものや熱いもの、甘いものを食べると歯の特定箇所がしみます。ただし、これらは知覚過敏と同じ症状です。虫歯が原因で歯がしみる場合、叩くと響くような痛みがあります。歯がしみると感じる部分を軽く叩くと痛みを生じます。また、しみる感覚が長時間に渡って続くことも特徴です。歯がしみるほど虫歯が進行している場合は、歯科で治療を受けない限りさらに虫歯が進行する可能性があります。

知覚過敏で歯がしみることについて

知覚過敏は、歯がしみることが特徴的な歯の疾患です。歯の内部の神経や毛細血管に刺激が伝わることで歯がしみると感じます。知覚過敏の場合は、虫歯が原因になっている場合と異なり、さまざまな要因が考えられます。
・歯ぎしりや毎日のブラッシングで歯がすり減っている
・食生活が原因で歯が溶けている
・歯周病によって歯茎が下がっている
知覚過敏はこのような原因によって、歯の神経や歯根が露出し、刺激が加わることで歯がしみると感じるのです。

知覚過敏で歯がしみる場合の症状
知覚過敏での症状は、一時的であることが特徴です。数秒~10秒程度でおさまることが多いようです。冷たいものや熱いものを口にする以外でも、歯に冷たい風が当たっただけでしみることもあります。また、知覚過敏の場合、歯を叩いても痛みを感じないことも特徴です。

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