2019年8月20日火曜日

しかも歯周病の問題は、初期段階ではなかなか痛みが伴いません

虫歯は、子どものころから気をつけるべき病気ですが、一方の歯周病は、性別に関係なく30代を境に発症のリスクが高まります。リスクが高まる理由としては、免疫力が低下してくることと関係があるのではないかといわれています。

一般的に、免疫力は20代をピークにし、年齢とともに低下していきます。厄介なのは、日常生活をしていて免疫力の低下を実感することが少ないことです。その中でも、歯ぐきは年齢の顕著な現象が現れやすい所といわれています。このため免疫力が低下すると、まず歯周病が発生しやすくなるわけです。

しかも歯周病の問題は、初期段階ではなかなか痛みが伴いません。そのため、中年世代以降になると症状の差はあるものの、歯周病に罹患している人は半数以上に上るのではないかとみられています。歯がぐらぐらするなどのはっきりした症状が出てきてしまうと、抜歯をしないといけなくなる恐れもあります。ですから、歯周病の予防や早期発見・治療はとても大事なことだといえるでしょう。
歯周病の症状チェック
 1:歯磨きなどで歯茎(歯肉)から出血する
2:口臭がするようになった
3:口の中がネバネバする
4:歯ぐき(歯肉)が腫れている
5:歯ぐき(歯肉)が赤、紫色になった
6:歯ぐきなどから膿(うみ)が出る
7:硬いものを噛むと痛い
8:歯がグラグラする
9:歯ぐきが下がって歯が長く見える(出っ歯になった)
10:歯と歯の間の隙間が大きくなり、物が挟まりやすくなった
11:歯ぐき(歯肉)がムズ痒い
12:糖尿病にかかっている
 歯面清掃用ハンドピース
PMTCProfessional Mechanical Tooth Cleaning:プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)とは、「プロによる特別な歯のクリーニング」です。保険適応のスケーリング(歯石取り)や普段のブラッシングでは除去することが出来ない歯冠隣接面(歯と歯の隙間)や歯肉縁下(覆いかぶさった歯茎の少し下)の付着物を徹底的に取り除きます。数種類の洗浄剤や研磨剤を使い、歯磨き粉ではおとせない歯の表面の着色までも綺麗にお掃除することが出来ます。歯のクリーニング・PMTCとも国家資格を持つクリーニングのプロフェッショナル、歯科衛生士が行います。

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