2019年8月12日月曜日

不規則な生活や過度のストレスを感じると自然と間食が増えたりしませんか?

30代以上の3人に2人が歯周病に。知らず知らずに症状が進行
歯周病の有病率について年代別に見ると、30代から60代にかけての有病率が高く、30代以上では、3人に2人の歯周組織に所見が見られます。年代が上がるに従って、症状が進行した人の割合が増加。対象となる歯を喪失していく70代ごろまで、その傾向は続きます。しかし歯周病は、初期の段階では自覚症状があまりなく、自分でチェックするのも難しいため、自分が歯周病であると気づかない人も多くいます。知らず知らずのうちに罹患して、進行していくところが、歯周病のこわいところなのです。
歯周病は歯の喪失原因第1
ムシ歯は歯がむしばまれる病気ですが、歯周病は、歯を支えている歯肉/歯ぐき・歯槽骨※などの歯周組織が傷害される病気。歯と歯ぐきの境目にみがき残した歯垢(プラーク)が主な原因となり、歯周組織に炎症が起こる細菌感染症です。進行すると、やがて歯が抜けてしまうこともあります。日本人が歯を失う原因としては、歯周病とムシ歯が二大原因となっていますが、40代後半からはムシ歯より歯周病のほうが割合が高くなってきます。全体としては歯周病が最も割合が高く、約4割を占めています。※歯槽骨とは、歯を支えている骨のことを指します。

生活の乱れ
不規則な生活や過度のストレスを感じると自然と間食が増えたりしませんか?間食後もきちんと歯磨きをしている人はどのくらいいるでしょうか?ほとんどの方は間食後、歯磨きをしないまま数時間過ごしてしまいます。その間もプラークは増殖してしまいます。また、遅い時間の夕食や晩酌の後に歯磨きをしないで寝てしまう、ということも口腔環境悪化に影響します。デンタルフロスを用いた歯間の清掃も面倒に感じ、頻度が下がる傾向にあります。生活の乱れが直接歯周病と関係しているわけではありませんが、歯のメンテナンスにかける時間やリズムが崩れ、次第に歯周病が進行してしまうのです。
歯周病を悪化させる習慣
これまで述べたように、歯周病を悪化させる要因はいくつかありますので、以下にまとめてみましょう。
磨き残しによる口腔内の衛生環境の悪化
喫煙
生活の乱れによる口腔ケア不足
噛み癖によるブラキシズム

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