2019年10月12日土曜日

歯が丸ごと無くなってしまう危険性

虫歯!と聞くと誰もが嫌な気持ちになる事でしょう。歯医者に通うには時間やお金もかかるし、何より歯医者での治療をイメージするだけで憂鬱です。歯医者で治療せず放置、という考えが頭をよぎった方も少なくないでしょう。しかし虫歯を放置すると、とても大きな2つの危険があります。

歯が丸ごと無くなってしまう危険性
虫歯の初期段階は痛みもなく、日常生活に支障はありません。しかし、歯医者に行かず放置するなら、歯が丸ごと無くなる可能性があるのです。歯医者は虫歯を5つの段階に定義します。C0C4までの下記の段階です。
C0 歯に穴が開く前の段階で、自覚症状はありません。歯磨きや、フッ素、キシリトール等で治療が可能です。

C1 歯の表面のエナメル質が溶け、穴が開いた状態です。自覚症状はほぼありません。虫歯を削って取り除き、樹脂や金属により穴を詰める治療が必要です。

C2 エナメル質を貫通し、その下の象牙質に虫歯が達している状態です。冷たいもの等を口にした際、しみたり痛みを感じたりします。C1と同じく、歯を削り、埋める治療が必要です。

C3 虫歯が歯の神経、歯髄に達した状態です。神経の侵食程度によりますが、激痛を伴う事がしばしばです。炎症や発熱を伴う事もあります。

C4 神経も侵食し尽され、歯が死んでしまった状態です。もはや痛みを感じることもありません。ここまで来ると、抜歯するケースがほとんどでしょう。
このように虫歯を放置すると、どんどんと進行し、最終的には抜歯へと至ります。抜歯後は入れ歯や、インプラント等での治療を余儀なくされるでしょう。
虫歯菌が口内だけではなく全身を蝕む危険性
虫歯の影響は口内だけに留まりません。全身へと拡散して行くのです。上述の通り、歯には神経が通っています。そしてその神経の血管に虫歯菌は入り込むのです。血管はご存知の通り、全身を行きめぐっています。その結果、体は血管を通し、酸素や栄養と同じように、虫歯菌を全身へ供給してしまうのです。体内に撒き散らされた虫歯菌、心臓病や腎臓病、心筋梗塞や、脳梗塞といった病気を引き起こしかねません。

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