2019年10月16日水曜日

プロによる歯のクリーニング(P.M.T.C)

歯周病は、歯垢に棲む歯周病菌が出す毒素によって歯ぐきに炎症が起き、歯を支える顎の骨が溶け、最悪の場合には歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気です。虫歯と同じく初期には自覚症状がないため、気づいたときにはかなり進行していることがあります。
そんな歯周病は、日本人の成人のおよそ8割がかかっている、または予備軍であると言われている国民病。歯周病は「ひとごと」ではありません。あなたもすでにかかっているかもしれないのです。

プロによる歯のクリーニング(P.M.T.C
P.M.T.C(プロフェッショナル・メカニック・ツール・クリーニング)とは、歯科衛生士によって行われるプラークコントロールの機械的な方法です。歯周病やむし歯の予防はもちろん歯を白くする効果や歯周病やむし歯のリスクを減らせます!歯のクリーニング方法としては、今ではオールドテクニックですが、基本となる術式です。スウェーデンの歯科医師ペール・アクセルソンが提唱した予防歯科医療の施術方法です。歯科医療従事者(特にトレーニングを受けたデンタルナース、歯科衛生士、歯科医師)によって行われる歯科医療サービスで、プラークの選択的除去を行います。歯科医師と歯科衛生士が連携して行う予防歯科という形を右腕と言われる歯科衛生士ブリギッタ・ニーストレン先生と一緒に確立されました。
歯科 ユニット
この方法は、浅い歯周ポケットの13mmまでに存在するプラークを機械的に除去する方法です。歯周ポケットが浅いお子さんなどの歯のクリーニングにおいて基本となる清掃方法です。当院の歯科衛生士はこの基本プログラムの研修を受けております。歯周病やむし歯を引き起こす元凶、プラークと言われる細菌たちの集まりです。オーラル・バイオフィルムとも呼ばれます。粘着性があるので、雑なブラッシングでは歯がたたない、何ともやっかいな存在です。歯ブラシが届きにくいところに、バイオフィルムの切れ端が残ってしまうことが多いのです。それをきれいに取り除くことを可能にするのが『PMTC』プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング。「専門家による機械的歯面清掃」。歯のクリーニングです。所要時間は30分程度。
オートクレーブ 歯科
「途中で居眠りをしてしまう患者さんもいらっしゃいます。痛みや出血が少ない方法で、他のケアと一番違うところではないでしょうか」当院歯科衛生士談。一般的なホームケアでは行き届かない部分(特に隣接面)をより滑らかに、より清潔に保つことにより、プラークの再付着を予防します。また、発病に関与する細菌を、通常おろそかにしているリスク面から、完全に除去または著しく減少させることができます。クリーニング後の気持ちよい感覚は、貴方にホームケアの努力を奨励することにもなるでしょう。特殊なブラシやゴムのカップなので、もちろん痛みは少ない方法です。

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