2019年10月7日月曜日

クリニック内で行われる漂白法で、漂白剤のペーストを歯面に塗って漂白します

広い意味での「ホワイトニング」とは、お茶やワインなどによる渋、たばこのやになど歯の表面に沈着した色素を除去したり、薬剤の影響によって変色があるなど様々な原因で変色した歯を白くすることです。その中には、歯を白くする効果のある歯磨き粉を用いるものから、歯科医院で薬剤を塗布するもの、歯を削ってかぶせ物やラミネートベニアなどに置き換える治療まで、多くの処置が含まれます。歯は削れば削るほど寿命を短縮することにつながりやすい事から、満足できる効果が得られるのであれば、より侵襲の少ない処置を選びたいものです。狭い意味での「ホワイトニング」は、歯を削らずに漂白剤で化学的に白くする、ブリーチングのことを指します。これには適応症と非適応症があり、万能な処置方法ではありません。歯科器具 通販
変色した歯を白くするための手段のひとつですので、状態によっては他の方法に委ねなくてはならない事もあります。歯の変色には様々な原因がありますが、お茶やワインの渋、タバコのやになど外来色素が表面に沈着した場合には、多くの場合、プロによる歯面研磨(PMTC)だけで歯本来の色を取り戻すことが出来ます。歳を重ねるとともに生じる歯の黄ばみは、ブリーチングをすることで最も白い歯を取り戻しやすいです。子供の頃に服用した薬(テトラサイクリン歯)が原因で生じる変色は、白くなり辛いので、複数回ホワイトニングを行っています。それでも目立ってしまう場合はラミネートべニア修復やセラミック修復を行っています。見た目の基準は人それぞれです。ご希望をお伝えいただきそれに近づけていくために、ご提案させていただきます。

ホームブリーチ(ホームホワイトニング)
漂白剤として用いられる過酸化尿素ゲルは、かつて歯肉炎・歯周炎の治療薬として研究されていたものです。 これを漂白用トレー(歯型をとって個人個人に合わせて作られた漂白専用のマウスピース)の内面に入れて歯に被せると過酸化尿素が徐々に分解して低濃度の過酸化水素が発生します。一日24時間のトレー装着を約2週間行います。 作用がマイルドでオフィスブリーチよりも知覚過敏が少なく、透明感のある自然な白さが得られます。また、オフィスブリーチに比べると後戻りも少ないのが特徴です。ただ歯が白くなるだけでなく、プラークが付きづらくなる・虫歯の原因となる細菌数が減少する・歯周病の原因となる歯周ポケットが減少するなどの効果もあることから、虫歯や歯周病にもなりづらくなることが報告されています。多少知覚過敏を生じることがあります。その場合は、ご自身で間隔を調整していただいたり、上記の知覚過敏への対応を行っています。オフィスブリーチをされた後に行ったり、色が戻ってきた方にも良く使われています。治療の流れは、カウンセリングとお口を診査させていただき、お口のかたどりを行います。マウスピースを作製し、薬剤と共にお渡しし、使用方法をご説明します。その後は薬剤がなくなった際チェックさせていただき、ご希望の色に達していない方には薬剤を追加します。費用は上下で2万円になります。 
オフィスブリーチ(オフィスホワイトニング)ホワイトニング機器
クリニック内で行われる漂白法で、漂白剤のペーストを歯面に塗って漂白します。 1回の所要時間は約1時間~1.5時間程度です。オフィスブリーチは短時間で白くする処置ですので、漂白効果には個人差があり、後戻りもホームブリーチより大きいのが特徴です。当クリニックではGCティオン、オパールエッセンスの薬剤を使用しています。通常は色見本で2~3段階くらい白くなります。(効果は個人差があります。)また、処置後に知覚過敏を生じることがあります。知覚過敏が生じた場合、痛みを抑制する歯磨き粉や薬剤の塗布、フッ素やレーザーを応用して対応しています。短期間で白くさせたい方、ご自宅などでお時間が取れない方に向いています。費用は上下で2万円になります。 

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