2019年10月8日火曜日

スケーラーという器具を用いて歯石を取ります。歯石は歯磨きでは取ることができません

歯周病の治療は、いくつか治療方法はあります。
まず問診を行い、その後レントゲンを撮り骨の状態を見たり、歯周ポケットの深さを測ったりして歯周病の状態を検査します。診断の際に回復不可能と判断された歯は、残しておくと健康な歯にまで悪影響を与える可能性があるので早期に抜歯します。
プラークコントロール指導を受けます。
これはお口の中の歯垢を減らすことです。「歯磨き=プラークコントロール」ではありません。正しい歯磨きを行うことがプラークコントロールとイコールになります。
スケーリングという歯石を取る治療を行います。
スケーラーという器具を用いて歯石を取ります。歯石は歯磨きでは取ることができません。その上、90パーセント以上の人にあります。しかも、歯石は一度取ってもしばらくすると再形成されるため、定期的に治療が必要です。だいたいの目安は36ヶ月に1回が目安とされています。
その後スケーリングではとることのできない歯の根っこ部分の歯石や、細菌に感染した歯質を専用の器具を使って除去します。それをルートプレーニングといいます。
以上の2つの治療を行っても症状が改善されない場合は、歯周外科治療と呼ばれる治療を行います。この治療は、歯周病治療の基本治療が完了し、口腔衛生状態が良好で歯の保存を求める患者に行います。
歯周病にならない(予防)ためには?
歯周病にならないためには、まず正しい歯磨きです。食後菌の繁殖は20分以上続くといわれていますので食べたらすぐに歯磨きをしましょう。また、睡眠中は唾液の分泌が減り、口腔は細菌が繁殖しやすい状況になります。睡眠前は特に丁寧な歯磨きをすることが大切です。

磨き方のポイントは、歯の表側、裏側、かみ合わせの面と分けて磨くようにします。磨き残しを防ぐため、歯磨きをする順番を決めて磨きます。また、歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目、歯と歯の間にきちんと当てて力を入れすぎず優しく磨きます。また、工夫としてデコボコしている歯には歯ブラシを縦にして一本一本丁寧にみがきます。

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