2019年12月17日火曜日

歯垢には、ミュータンス菌という細菌が含まれています

一般歯科では、患者様の歯の健康状態や治療方針を丁寧にカウンセリングし、十分ご理解していただいた上で治療いたします。虫歯や歯周病の治療、歯の欠損治療の他、定期検診やメンテナンス、虫歯や歯周病などの予防処置なども行います。
虫歯治療
歯垢には、ミュータンス菌という細菌が含まれています。ミュータンス菌は糖分やタンパク質を分解する際に酸を排出するため、歯のエナメル質やカルシウム、リンなどの成分が溶かされることで虫歯になります。
虫歯の進行について
虫歯の進行度合いには、「最初期=C0」「初期=C1」「中期=C2」「後期=C3」「末期=C4」の5つの段階があります。
初期までの虫歯は、痛みなどの自覚症状はほぼありません。その状態からある程度進行すると、歯が痛み、しみ出してきます。 段階や状態に応じた治療を行うことで、虫歯の進行を食い止めます。
歯周病治療
歯磨きが不十分だと、歯垢が溜まり、歯と歯肉の間に細菌が棲みつきます。この細菌によって炎症が起きることが、歯周病の始まりです。歯垢を放置することで硬くなって歯石になると、歯周病はますます悪化し、歯と歯肉が付着している隙間に歯周ポケットと呼ばれる隙間ができ、炎症は歯肉の内部まで進行していきます。進行するにつれ、膿が出る、歯肉溝が深くなる、歯根膜という歯と歯槽骨をくっつけている組織や歯槽骨が破壊されるなどの症状が現れ、徐々に歯がぐらつくようになります。適切な治療をせずに放置すると、痛み、腫れなどの症状だけでなく、歯を失うことにも繋がります。

また近年、歯周病が進行すると、毛細血管を伝って歯周病菌の作り出す物質が全身に運ばれ、心臓病、肺炎、糖尿病などの発症リスクを高めるなど身体に様々な悪影響を及ぼすという研究結果が報告されています。こういったことからも、毎日の歯周病ケアは健康を保つ大事な要素といえます。しっかりと治療し、正しい歯磨きの習慣を身につけることで、口内の状態を改善していくことが大切です。
歯磨き指導、クリーニング
歯周病治療において欠かせないのが、毎日の歯磨きです。歯磨き指導を通して、正しい歯磨きの仕方を身につけ、習慣づけましょう。

スケーリング
歯垢、歯石などをそのままにしておくと、そこに棲みついた細菌が歯周組織を破壊します。そこで、スケーラーという器具を使用し、歯周ポケット内の歯垢、歯石などを除去していきます。

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