2019年12月27日金曜日

歯周病が進行すると歯槽骨が溶け出し、歯がぐらぐらしてきます

歯周病の検査方法
プロービング検査
歯周ポケットの深さを調べ、どれくらい歯周病が進んでいるかチェックするための検査です。プローブと呼ばれる目盛りのついた細い器具を歯と歯肉の間に差し込み、深さを測ります。また、その際に出血したかどうかについても歯周病診断の参考としています。

歯の動揺度検査
歯周病が進行すると歯槽骨が溶け出し、歯がぐらぐらしてきます。
この検査では、器具を使って歯に力を加え、どれくらいどの方向に動くのかを調べます。それにより、歯周病の進行度をチェックします。

レントゲン検査
レントゲン検査では、目視ではわからない歯肉内部や骨の様子を撮影して診察します。歯を支えている歯槽骨の量や骨の密度をチェックし、本来あった骨の量からどれくらい減ってしまっているか調べます。
唾液検査
唾液を調べることで、歯周病の有無や進行の度合い、起こりやすいリスクを診断します。歯や歯肉の健康、口腔清潔度に関する6項目を調べます。

歯周病の治療方法
歯磨き指導
歯周病の予防、再発防止のためには、日々のホームケアが必要不可欠です。歯並びやお口の状態が一人ひとり異なる患者さまへ、それぞれに合った歯磨きの仕方を指導し、歯周病の予防をサポートします。
スケーリング・ルートプレーニング
スケーラーと呼ばれる器具を使い、歯の表面についた歯垢・歯石を除去する治療をスケーリングと呼びます。一方、歯根についた歯石は取り除いてもセメント質が細菌の毒素に汚染されている状態になり、歯周ポケットが改善しづらい状態になっています。そこで、ルートプレーニングによって汚染セメント質を除去し、歯根表面を滑らかにして歯垢がたまりにくくなるようにします。

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