2019年12月13日金曜日

欧米では何十年も前から予防歯科への意識が浸透しています

欧米では何十年も前から予防歯科への意識が浸透しています。
そのため、お年寄りの残存歯数が、日本に比べてはるかに高くなっています。虫歯・歯周病の発症を未然に食い止め、お口の中をより健康で快適な状態のまま維持していく。これが「予防歯科」の目的です。

・虫歯などお口の中のトラブルを未然に防ぐ
病気も虫歯も歯周病も、早期発見、進行抑制が大切です。
定期的にチェックを行うことで虫歯や歯周病の予防になり、大切な歯をいつまでも健康的な状態で維持することができます。
・治療の痛み・費用を低減できる
痛みや症状がひどくなってから治療するとなると、余計に痛みが伴うもの。それに加えて、治療費用や期間もかさんでしまいます。
しかし、予防歯科で早期発見ができることで、痛みはもちろん、治療費用を大きく低減することができます。
・お口の中がスッキリする
予防歯科では、歯についた汚れをピカピカ、ツルツルに落としてくれます。
もちろん、痛みはありません。嫌なドリルの音もしません。気持ちがよくて、眠ってしまう人もたくさんいるほど。実際、歯医者さんにサロン感覚で通う方も増えています。
他にも、「治療をしたはずの歯が、何度も虫歯になってしまう」方、「ブラッシングをしているはずなのに、虫歯になりやすい」という方、ぜひ一度ご相談ください。治療によって歯を削れば、その分だけ歯はダメージを受けます。さらに同じ歯に繰り返し治療を行うことで、その歯を失う確率も高くなります。歯を失うと、残りの歯の負担が増えることになり、それが次の歯を失う原因にもなるのです。
プロフェッショナルケアとホームケアについて
プロフェッショナルケアは、歯医者さんで専門家の手によって行われるケアを言います。スケーリング&ルートプレーニング、PMTC、フッ素塗布がそれにあたります。ホームケアは、ご家庭で患者さまご自身が行っていただくケアを言います。歯ブラシや歯間ブラシ、フロスを使ってのケア、フッ素やキシリトール入り用品の使用などがそれにあたります。

スケーリング&ルートプレーニング
「スケーリング」とは、歯肉や歯周ポケットから歯垢や歯石などを除去する治療法です。
超音波スケーラーなどを使用して、少ない痛みで歯石まで簡単に除去できます。歯石などを除去した後の歯根の表面は、ザラザラしています。そのままでは、歯垢がつきやすく、歯周病や虫歯になるリスクが高まります。そこで、スケーリングのあと「ルートプレーニング」を行い、歯根の表面を滑らかにしておきます。

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