2019年12月4日水曜日

なぜ歯の色が黄色くなるのですか?

歯のホワイトニングとは1989年にアメリカで実用化されたもので、普段の歯みがきでは落としきれない歯の着色を落としたり、加齢、生活習慣、遺伝などが原因で黄ばんだ歯を、歯を削ることなく、薬の力で歯の色素を分解することで漂白し、歯の明度を上げて歯の色を明るく白くする技術です

それまでの技術では、歯を白くするためには、歯を削ってかぶせたり、歯の表面に付け爪のようなセラミックを貼ったりする方法しかありませんでした。しかし現在は、歯を白くする方法として、安全性の高いホワイトニングが主流となっています。ブリーチングという表現をすることもありますが同じ意味です。また、健康保険がきかないので自費診療になります。
なぜ歯の色が黄色くなるのですか?
歯は加齢に伴う歯の黄ばみや、コーヒーや赤ワインなどの飲み物、カレーなどの食物、喫煙などの生活習慣などによって、徐々に黄色や黒に着色していきます。また年齢とともに黄褐色の象牙質の厚みが増し、逆にエナメル質はどんどん薄くなっていくため、加齢によって黄ばんで見えるようになります。また、生まれつき歯の色の歯の濃い人は、遺伝によるものが大部分です。また、神経のない歯も血液やリンパ液の補給ができなくなり黒ずんで見えます。加齢や遺伝での歯の変色はホワイトニングで白く漂白することはできますが、歯科治療、外傷などが原因となっている場合は、ホワイトニングだけで改善することは困難で、白くするにはセラミックなどの歯を入れることをお勧めします。

ホワイトニングのメリットとデメリットって何ですか?
メリット
自然な白い歯を手に入れられる
歯を削ったり、傷めることなく、白くすることができる
回数によって色調や明度が調節可能
自分の歯がある限り何度でも繰り返し行える
副作用などのリスクが少ない
セラミック治療と比べ経済的
器具を装着しないので2次的な虫歯になりにくい
短時間で比較的安全に歯を白くすることができます
デメリット
効果は永続的に続かない
効果継続のために追加のホワイトニングを行う必要性がある
入れ歯や差し歯など、人工の歯には効果がない
方法によっては施術に回数がかかる
変色が激しい歯などには効果が少ない
知覚過敏になることがある
歯の白さを追求するには限界がある

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