2019年12月2日月曜日

自宅での歯磨きケアだけでは不完全

予防歯科とは、虫歯になってからの治療ではなく、なる前の予防診療のこと。ご自宅での日々の歯磨きだけでは、完全に歯垢は落とせず、それが長年蓄積されると、歯周病を誘発することになります。また、歯周病は初期段階は自分では気づくことができないので、定期的な検診とメンテナンスで早期発見することが必要になってきます。

なぜ予防歯科が必要なのか?
高齢になっても自分の歯を残すために
「虫歯になってから歯医者へ行った人」と「虫歯にならないために歯医者へ行った人」では、高齢になった時の残存歯数に明確に差が出ることが分かっています。高齢になっても自分の歯で噛み、心身の健康を保つためには、34ヶ月に1度、定期的なメンテナンスを受けることが大切といわれています。
定期検診
口腔内のチェック
お口の中に変化が起きていないか、トラブルはないかなどを細かくチェックし、早期発見・早期治療に努めます。

ブラッシング指導
ご自身で歯みがきをしても、どうしてもみがきにくい箇所があります。
そういった箇所からむし歯や歯周病が進行しやすくなるので、患者さんのセルフケアを向上させるために正しいみがき方を指導します。

検査
歯周ポケット(歯と歯茎の間)の深さ、出血の有無チェック、X線撮影などの検査をおこない、口腔内カメラやアニメーション等も用いて現在のお口の状態をわかりやすくご説明します。

クリーニング
歯科衛生士による専門器具を用いた歯のクリーニングを行います。
毎日のブラッシングで落としきれない汚れやステイン(着色)、歯と歯の間、歯と歯茎の間のプラーク、歯石を徹底的に取り除きます。
歯肉マッサージ
歯肉をマッサージすることで血行を促進し、健康的な歯茎に導きます。

ブラッシング指導について
予防歯科の治療を受けたからと言って、毎日の歯みがきをおろそかにして良いわけではありません。予防歯科の治療は、毎日の歯みがきにプラスしてこそ、その効果が発揮されるからです。歯みがきの方法も歯並びやお口の状態に応じて11人違うものです。
自分に合った歯みがきの方法を身につけることで、歯と口の健康につながります。

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