2019年9月13日金曜日

通常、永久歯は親知らずを除くと28本ですので、約1/4しか残ってないのが現状なのです

虫歯と歯周病からお口を守るために、「予防」は必要です
かつて、歯科医院は"歯が痛くなってから行く場所"でした。ところが、健康な歯を保つためには、その前のケアこそが大切という考え方が広まり、現在では"歯が痛くならないために行く場所"へと変わりつつあります。予防のために来院された際は、お口の中のトラブルがないかどうかをチェックし、クリーニングなどによって歯石やプラークを除去します。こうして定期的にご来院いただくことで、虫歯や歯周病などのトラブルを未然に防ぎ、健康で美しい歯を保つことができます。
歯科先進国では、「予防」の習慣は常識です
虫歯や歯肉炎、歯周病などのお口のトラブルや病気にならないようにする「予防歯科」が浸透しているスウェーデンでは、80歳の方でも平均20本の歯を保っているという事実があります。一方、日本では80歳の方の歯は平均してたったの8本です。

通常、永久歯は親知らずを除くと28本ですので、約1/4しか残ってないのが現状なのです。また、定期検診・クリーニングを受けている人の割合が2%というデータも気になりますよね。80歳になっても自分の歯をしっかり残すためには、定期検診・クリーニングによるケアが非常に大切だと言えます。

ご存知ですか?【8020運動】
8020」は「ハチマルニイマル」と読み、80歳になって20本以上の自分の歯を保とうという運動です。平成元年に厚生省(現厚労省)と日本歯科医師会が提唱しました。永久歯は親知らずを除くと28本ありますが、その内20本が健在なら、自分の歯で食べ物を噛みくだくことができます。健康で長生きをするために、ぜひ定期的なメンテナンスを受け、80歳で20本以上の歯を残しましょう。
プロが行うお口の清掃PMTCとは?
歯科医師、歯科衛生士などの専門家が専用の機器を用いてお口の中の清掃を行うのがPMTCProfessional Mechanical Tooth Cleaning)です。プラーク(歯垢)や歯石が成長すると、バイオフィルムと呼ばれる歯磨きでは取れない汚れになります。PMTCではこれらの汚れを除去し、歯の白さや健康な歯肉を取りもどします。虫歯、歯周病の予防だけでなく、口臭の改善などにも効果があります。

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