2019年9月27日金曜日

高圧蒸気滅菌器は、 クラスN・クラスS・クラスBの3つのクラスに分類されます。

高圧蒸気滅菌器は、クラスN・クラスS・クラスB3つのクラスに分類されます
安心、安全の医療を行っていくに当たり、滅菌対策はとても大切にするべきことだと考えています。
そのため当院では世界最高峰のヨーロッパの基準で認められたクラスBのオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)を導入しています。ドイツでは80%もの医療機関が、このクラスBの滅菌器を導入していまが、今の日本の民間医療機関では、わずか2%しか導入していないという。
たしかに今の日本の保険制度では、歯科医療機関において高度な滅菌システムにすることは難しい理由があります。しかし僕自身、インプラントを多くすることもあり、歯科器具の滅菌に対して人一倍こだわりがある。出来る限り、皆さん(患者さん)の口腔内に入れる歯科医療器具は清潔にしておきたい。ゴム手袋においても、いろいろ使い捨てのゴム製の手袋(ディスポ)を使用したりしています。歯科医療機関での歯科器具の滅菌は見た目に判るものではないが、当院の感染に対する滅菌のこだわりなのです。

クラスBのオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)は、あらゆる種類の被滅菌物に対応するプレポストバキューム方式の高機能滅菌器であり、滅菌のクオリティーは、ヨーロッパ基準のクラスBの時代へ移行しようとしています。クラスBのオートクレーブは、滅菌工程で徹底的に空気除去により真空状態にし滅菌を行うことにより、ハンドピースや手術機械、音波スケーラーのチップなど複雑な形状、さまざまな種類の器材を滅菌可能となります。

高圧蒸気滅菌器は、
クラスN・クラスS・クラスB3つのクラスに分類されます。

クラスN
包装がされていない固形器具のみ滅菌が可能。
滅菌後はすぐに使用(保管は不可)。
袋詰めされた器具や複雑な構造をもった器具の滅菌を100%行うことはできません。
(いまだに多くの歯科医院がこのタイプの滅菌器を使用)

クラスS
メーカーが指定した特定の器具の滅菌に使用することが可能。

世界最高クラスB
大型滅菌器の規格に準拠。
すべての種類の器具を滅菌することが可能。
(患者さんのために感染・予防・安全をしっかり考えた歯科医院で使用。今後このクラスの滅菌器が世界基準になると言われています。)

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