2019年9月24日火曜日

自分の歯の状況を詳しく把握してくれる歯科医は、心強い味方です

自分で行う歯周病予防
歯周病予防に最も大切なことは、 自分自身で行う継続的な努力です。ていねいなブラッシングは歯周病予防の基本です。そして歯周病にかかり、歯科医師に治療を受けたあとでも、ブラッシングを行えば、再発を防ぐことができます。最も大切なのは、何よりも『自分で歯周病を防ぐ』という意志であって、歯科医は、患者さんのお手伝いができるだけなのです。

早期発見、早期治療に必要なリコール
治療をしたあと、三ヶ月か半年などのー定期間が経ってから、再び診察することをリコールといいます。リコールは、症状が改善されているのか、また新たな病気にかかっていないかを確認するために、ぜひ必要です。リコールのときは、病状の確認ばかりでなく、プラッシングの大切さを改めて認識したり、プラークや歯石がたまっている場合には、スケーリング/ルートプレーニングも行います。長期的に見ると、リコールを行っている人と行わない人では、歯を失う率に大きな差が出てきます。
 かかりつけの歯科医師を持ちましょう
自分の歯の状況を詳しく把握してくれる歯科医は、心強い味方です。自覚症状のあるときには何でも相談できる歯科医、また定期的にチェックを受けられる歯科医を持てば、歯周病やむし歯を未然に防ぐことができます。歯科治療で注意しなければならないのは、いったん治療を始めたら、症状が改善したからといって、途中で中断しないことです。結果的にもっと悪化させてしまう場合もあります。歯科医を信頼し、指示を守ることが大切です。

歯周病予防・治療の実際
 ブラッシングの指導
歯科治療の最も基本になるのが、正しいブラッシングの方法を患者さんに知ってもらうことです。ブラッシングというのは、歯を磨くだけではありません。歯ぐきをマッサージすることも大切です。
歯科医師による診断と治療方針により、 歯科衛生士がブラッシングを指導します。
指導にもとづき、自分で実際にブラッシングをして、その方法をマスターします。
歯ブラシの補肋として、歯間ブラシやデンタルフロスなども使います。

 スケーリング(歯石除去)をしてもらう
自分で歯石を取り除くことはできません。
そこで、定期的に歯石を取り除きます(スケーリング)。また、歯の表面をなめらかにしてプラークをつきにくくします(ルートプレーニング)。
歯周病が進んでしまったとき
抗生物質を歯周ポケットに入れて、殺菌する方法や、さらに症状が進んでしまったときには、手術が必要な場合もあります。新しい手術では、歯を抜かずに、歯周の組織を再生させる方法もあります。

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