2019年9月13日金曜日

歯石は一度できると歯の周りに軽石のような性状で強固に歯に付着します。

歯周病とは、歯の歯肉に近い部分についた歯垢(プラーク)にいる細菌によって引き起こされる病気です。歯と歯肉の境目についた歯垢や歯石から、歯の根にそって歯周病菌が入り込み、歯を支えているまわりの組織をじわじわと壊していき、 最悪の場合、歯が抜けてしまいます。

歯周病の進行過程危険信号は?
毎日の歯磨きで出血する歯肉が赤く腫れている歯肉が何となくゆるんでいる感じがしたりする口臭が続いていて気になる何となくどこか、痛い・かゆい・不快だと感じる
歯がぐらつく歯が伸びてきた歯の位置が移動してきたこんな症状のあるかたは要注意です。

歯周病は最初、痛みを伴わずに進行していきます
ほとんどの人は、歯肉から血が出る。腫れた。
といった自覚症状を感じてからはじめて来院されますが、このような症状があるときは、かなり進行した状態です。歯周病は歯磨きでは防げません。毎日の歯磨きをしていれば歯垢の除去はある程度可能ですが、歯石の除去は歯ブラシではできません。
歯石は一度できると歯の周りに軽石のような性状で強固に歯に付着します。

歯周病は全身に影響を及ぼします
歯周病は糖尿病や誤嚥性肺炎、低体重児出産のリスクを高めます。また、動脈硬化や心臓血管疾患のリスクを高める可能性が指摘されています。そのほか最近では、メタボリックシンドローム、骨粗鬆症、関節炎、高脂血症、腎炎などと関連があるという報告もあります。
歯周病対策で健康力アップ
認知症
噛むことが脳を活性化することがわかってきています。噛むことによる刺激で学習能力に深く関わる伝達物質が増えます。
肺炎
“誤嚥性肺炎”とは、食べ物や唾液が誤って肺に流れ込むことで、口の中の細菌によっておこる肺炎をいいます。高齢者、寝たきりの人や、脳卒中の後遺症などで飲み込む力が衰えている人に多く発生しています。
心臓狭心症・心筋梗塞
歯周病菌が動脈硬化をおこしている血管に付着すると、血管を狭める作用を促進すると考えられています。
すい臓糖尿病
歯周病は糖尿病を悪化させます。インスリンの活性を干渉し、血糖値のコントロールが不十分となり糖尿病を悪化させます。
骨粗しょう症
骨粗しょう症とは、骨の密度が減ってスカスカになり、骨折しやすくなる病気。骨粗しょう症の人が歯周病になると、歯を支える骨が急速にやせてしまいます。
おなか肥満・メタボリックシンドローム
噛むことが肥満を防ぐメカニズムもわかってきています。“一口30回噛む”ことは肥満予防法として、厚生労働省でも取り上げられています。

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