歯周病の原因となる三大因子の二つ目が「食と生活習慣」です。
食を含んだ生活習慣はアンチエイジングと密接に関わることです。生活習慣病やアンチエイジングについての詳しいお話しは別に譲るとして、ここでは軽くお話しさせていただきます。
食を含んだ生活習慣はアンチエイジングと密接に関わることです。生活習慣病やアンチエイジングについての詳しいお話しは別に譲るとして、ここでは軽くお話しさせていただきます。
ここまでお話しした因子以外にも食習慣、喫煙、ストレスなどの生活習慣、糖尿病などの全身疾患の一部など、多くのリスク因子が歯周病に関わっています。
リスク因子が多いほど歯周病になる確率が高く、治りにくいのです。
歯周病にかかっている人の歯周ポケット内の抗酸化能力レベルは健常者より低いことがわかっており、抗酸化が一つのポイントになる可能性があります。
リスク因子が多いほど歯周病になる確率が高く、治りにくいのです。
歯周病にかかっている人の歯周ポケット内の抗酸化能力レベルは健常者より低いことがわかっており、抗酸化が一つのポイントになる可能性があります。
生活習慣の中で特にリスクが高いのが喫煙です。タバコ4本で身体の持つ抗酸化力を0にする力があるといわれています。この意味でも抗酸化能力の減少しやすい喫煙は歯周組織にとって悪い習慣ということができます。
しかし禁煙により非喫煙者とリスク面で同等になるには11年かかることから、可能な限り早い禁煙をお勧めします。喫煙には歯周病以外にも、非喫煙者に比べて口の中の発癌リスクは3倍と高く、特に飲酒しながらの喫煙はさらにリスクが上昇します。
癌になる前の病気である前癌病変に至っては6倍のリスクがあり、また10年間に失う歯の本数も2~3倍多いと報告されています。また喫煙はインプラントが長持ちしない度合も7倍と高く、歯科領域ではプラス面を探すことが困難な状況です。
歯周病は、高血圧や高脂血症、動脈硬化、糖尿病、肥満などと同じく生活習慣病です。平安時代の貴族である藤原道長も糖尿病を患った一人です。当時、栄華を極めていた道長ですから、美食にふけり、身体を動かさない毎日を過ごしていたことが想像されます。
飽食の時代といわれる現代の日本人にも同じことがいえるでしょう。生活習慣病を生みやすい食や生活習慣、ストレスを生みやすい生活習慣、こうしたことが歯周病の原因にもなっています。
このため歯科医の努力だけでは治療効果が上がらないことが調査研究からも証明されており、細菌数の減少とリスク因子のコントロールのためご本人の生活習慣の改善や自助努力が必要となってきます。糖尿病の治療で食事療法や運動療法が一緒に行われるのと同じです。
確かに歯石を除去することには口の中の環境をよくする一定の効果がありますが、定期的に歯石だけ取ってもらうというあなた任せでは治らないことがおわかりいただけたことでしょう。
このため歯科医の努力だけでは治療効果が上がらないことが調査研究からも証明されており、細菌数の減少とリスク因子のコントロールのためご本人の生活習慣の改善や自助努力が必要となってきます。糖尿病の治療で食事療法や運動療法が一緒に行われるのと同じです。
確かに歯石を除去することには口の中の環境をよくする一定の効果がありますが、定期的に歯石だけ取ってもらうというあなた任せでは治らないことがおわかりいただけたことでしょう。
このように歯周病が生活習慣とかかわりが強く、また他の生活習慣病とお互いに影響し合う関係である以上、生活習慣の改善によって生活習慣病自体と正面から向き合う必要があります。
病気には必ず原因があり、原因を取り除くことによって治ることが疾病治療の大原則です。さらに病気にならないためには、原因を作らないことが大切になります。
治療と予防は同根なのです。歯周病と特に関連が強い糖尿病など、生活習慣病については別に述べますのでご参照ください。
治療と予防は同根なのです。歯周病と特に関連が強い糖尿病など、生活習慣病については別に述べますのでご参照ください。
0 件のコメント:
コメントを投稿